感情レヴュー

中沢忠之、『文学+』を刊行する「凡庸の会」同人

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

納豆・サプリ・情報操作

ご存知の通り、納豆がバカ売れしている。いわゆるテレビ効果というか「あるある効果」なんだけれど*1、これまでも「発掘!あるある大事典」とか「おもいっきりテレビ」とかで紹介された健康・美容食品は、しばしば売れに売れることがあった。しかし、少なく…

ただただマッチョにスペックを肥大させるPSシリーズよりも、そんな勝ち負けから潔く降りてみせたWiiが評価されるのはひょっとするとアンチグローバリゼーション運動の一部であるかもしれず、ひっきょう、自由で見通しのよい世界を際限なく求めるよりも、不自由で見通しのさしてよくない世界をいかに形にするかを思考することが今こそ求められているリアルだということなのだが、その不自由さは理性的に満足するためではなくて、何より私たちの感情レベル、快不快のためにこそ資されねばならないのだ、という話

私がPOISON GIRL BANDのネタをはじめて目にしたのがM‐1グランプリの決勝(2004年)だったのは、いま思えばとても不幸な彼らとの出会いだったのだと思わせてくれたブログのテキストがある(「七里の鼻の小皺」)。 おそらく私のような、お笑いはそこそこチェ…