感情レヴュー

中沢忠之、『文学+』を刊行する「凡庸の会」同人

2012-04-29から1日間の記事一覧

ファミリーリセンブランスとしての私 柴崎友香論

1970年代は日本文学の転換期に当たっている。それ以前は、「政治と文学」という戦後に打ち立てられた主題が、疑われつつも機能していた。作家たるもの政治的問題に積極的にアプローチしなければならないという強力な圧力があり、その一方で、政治にからめと…