感情レヴュー

中沢忠之、『文学+』を刊行する「凡庸の会」同人

2009-10-04から1日間の記事一覧

続モダニズム以降の表現の可能性――竹内好と坂口安吾

1 最近、竹内好論を書く必要があって再読している。読めば読むほど、安吾とロジックが似ていると改めて思うところがある。それについては以前、学位論文(『安吾戦争後史論 モダニズム以降の表現の可能性』2007年)でも書いたことがあるのだけれど、文学史上…