感情レヴュー

中沢忠之、『文学+』を刊行する「凡庸の会」同人

2007-11-09から1日間の記事一覧

80年代文学史論 第3回――村上春樹をフライング気味に論じる

物語ることにそれほど関心をもたず、実験的なアプローチを突きつめていったあげく行き詰るタイプ。こういう、まあ理論先行型のタイプのアーティストは、我々には比較的イメージしやすい。純文学の作家に限って言えば、まず挙げられるのは、横光利一とか高橋…