感情レヴュー

中沢忠之、『文学+』を刊行する「凡庸の会」同人

2007-06-12から1日間の記事一覧

小説の言葉、アサッテな言葉

私たちにとっての小説家・佐藤友哉の魅力は、まず何より、エンターテイメント(ライトノベル)と純文学の間でどっちつかずの優柔不断な問いを延々と重ねるところである。しばしば魅力的だと評される、彼の自意識過剰な「地声」も、エンターテイメントという…